妊婦歯科検診スタートしております!
こんにちは。新綱島スクエア3Fメディパーク内の歯科<新綱島デンタルクリニック>です。
2024年4月1日から当院は横浜市妊婦歯科検診実施医療機関に認定されました!
横浜市内に住民登録のある妊婦さんの方であれば御予約いただき、無料で受診が可能です。
妊婦歯科健診受診券は母子健康手帳と一緒にお渡しされている、健診券綴りに入っています。
持ち物や妊婦検診受診可能な登録医療機関の検索等・詳しくは下記のリンクの横浜市HPに記載があります↓
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/oyakokenko/shido/kenshin/ninpushika.html
⭐️妊婦検診の必要性について・・・⭐️
妊婦さんは妊娠による女性ホルモンが急激に増加することで、プロボネーラ・インターメディアという歯周病原性細菌が増殖しやすくなり、また血管の透過性が高まり、唾液の粘性が高まって口腔の自浄性が低下することで歯肉の炎症や出血が起こりやすくなります。
また、「つわり」による変化や歯磨きの困難、胎児の発育による食事回数の増加とそれに応じた口腔ケアが不足しがちなことなどにより、口腔環境は悪化してむし歯や歯周疾患のリスクは高くなります。
歯肉の炎症が進行すると、歯を失うリスクが高くなるのはもちろんですが、妊婦さんの場合は早産・低出生対体重児などを含む妊娠出産合併症の発現率を高めます。
また、出産後に生まれたばかりのお子さんの口の中にはミュータンス菌(虫歯菌)は存在しません。お食事の際のスプーンやお箸などの共有や唾液などから、親からお子さんに感染するものです。乳幼児期は手掴み食べや人に食べさせる行為をする時期があり、お子さんへの虫歯菌の感染を完全に防ぐことはほぼ不可能です。感染を恐れすぎることはお子さんの健康な体づくりや健全な発育に悪影響を与えることもあります。まずは育児に関わるご家族のお口の中を良好な状態に保ち、良い環境を受け渡すことが大切です。
出産後も育児・授乳中などの理由で簡単に通院・服薬ができる状況にない女性の方は多くいらっしゃるため、出産前の安定期に虫歯や歯周病の状況を把握と可能な範囲での治療を行うことをおすすめします。
⭐️妊娠中の治療についてよくあるご質問⭐️
レントゲンはとっても大丈夫?
歯医者さんで使用しているレントゲンは放射線量が微量です。口全体を写す場合でも1回につき約0.04ミリシーベルトほどです。1年間で人間が自然に浴びている放射線量は2.4ミリシーベルトほどで、胎児に影響を及ぼす放射線量は50~100ミリシーベルトといわれており、ほぼ心配しなくてもよい数値です。また、レントゲン撮影する際には防護エプロンも着用します。防護エプロンを着れば、被ばく量はほぼゼロになります。
麻酔はしても大丈夫?
抜歯するときなどに歯茎にうつ麻酔はごく少量です。赤ちゃんや母体への影響を心配するほどのものではありませんから、痛みに耐えて治療を受けるよりも麻酔を打ってもらうほうがよいでしょう。通常使用される麻酔は無痛分娩にも使用される安全なものです。当院では子宮収縮作用や血管収縮作用のない麻酔薬を妊婦さんに使用します。
鎮痛剤・抗生物質は飲んで大丈夫?
100%問題のない薬剤というのは存在しませんが、妊婦さんには比較的身体に影響の少ない鎮痛剤・抗生物質を処方します。(基本的には妊娠初期は薬剤の影響がある可能性があるため妊娠中期以降であれば処方を行います)必ず治療前に、妊娠中であることや妊娠何ヶ月かを告げるようにしてください。
また、必要に応じて、かかりつけの産婦人科医に相談することも大切です。
治療の姿勢が辛いかも・・・
お腹が大きくなると、歯医者さんの治療用の椅子に仰向けの状態で長時間横たわると低血圧を起こす方もいます。つらいときには早めにスタッフに伝えましょう。その場合は左側を下にして横になったり、斜めの姿勢をとるなど対処があります。
まず妊婦歯科健診を受診したい方はお電話またはWEBで御予約いただけると幸いです。
※検診の結果、治療やクリーニングを行う場合は保険診療の治療費がかかります。