顎関節症治療について
顎関節症とは
口を開けたり閉じたりする際に、顎がカクカク鳴ったりジャリジャリと音がする、痛みがあって口が大きく開けられない。このような症状が顎関節症です。
顎関節症になる原因
顎関節症の原因は様々なものがあります。
以前までは大きな原因として噛み合わせが言われていましたが、現在の考えでは日常の食いしばりや歯ぎしり、精神的ストレスなどが主な原因として考えられています。
本来リラックスしている際に上下の歯は、「安静空隙」と呼ばれ2mm程離れているのが正しい状態です。
ふと気付いた時に上下の歯がぶつかっているのは、顎の噛む筋肉が活動していることになります。顎の噛む筋肉の日常的な活動は、顎の関節への負担となり、顎関節症に繋がることがあります。
顎関節治療の流れ
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検査
レントゲン撮影などを行い、状態を確認します。
必要に応じて、CT撮影やMRI撮影を行います。 -
治療
日常の歯ぎしりへの指導やマウスピースなどの治療を行います。
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経過観察
2〜4週間程で経過を観察します。多くの場合、この期間で症状が緩和されていきます。
症状が数ヶ月と長期化する際には、他診療科を含めた総合的なアプローチが必要とされる場合があります。その際には高次医療機関にご紹介させていただきます。